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ホビーボスメッサー(3) 

完成しました。
前回の画像から細部の筆塗りと排気などの汚れを加えています。
主翼のカノーネンボートはあんまりな出来だったのでつけませんでした。あれつけてると重爆迎撃の感じが出ていいんですけどね。(僕のハンガリー空軍のイメージは油田の防空です。それも来襲機はB-24。何でだろ?)
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最近は汚しを押さえた仕上げで作っていましたが、今回は結構派手に汚しを入れてます。
全体のつやを消してから薄めたつや消し黒でパネルラインに沿って細吹き、レッドブラウンとつや消し黒を混ぜた色で残し気味にウォッシング、排気と銃口のススをエアブラシで吹きつけ、脚に土ぼこりをサンディブラウンに白を加えた色で入れています。
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ループアンテナ基部はキットのものが酷かったのでアルテコから削り出して作り直してます。アンテナ自体はつけてません。(エッチング使うのももったいなかったから)写真拡大できます。
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脚柱とカバー裏、脚収容庫内は下面色としてます。零戦の脚庫内が青竹ではないように、Bf109の脚庫も必ずしもRLM02で塗られていたわけではないようです。
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油漏れはかなりいい加減に入れてます。オイルクーラーあたりからは結構漏れるものなのですが、こんなに漏れてるので故障機なのでしょう。
以下2枚拡大できます。
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尾翼方向から2枚。これも拡大できます。
仕上げにタミヤのウェザリングマスターでスス汚れを補足してます。
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羽布張り部分の変な表現は削り落としてます。各翼の後縁は一体成型のため薄いので、それだけで大分印象がよくなります。
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機首のMG131は省略されてたので伸ばしランナーで。キットでは弾道の窪みしかなかったのでピンバイスで機銃取り付けの穴を開けてから追加してます。ついでに周辺のパネルラインが足りなかったのでそれも追加です。
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完成するとそこそこ良く見えますが、塗る手間自体はどのキットでも同じなので無理して作るようなものじゃないなと改めて思いました。
それにしてもメッサーはカッコいい。
僕は機首にボイレのついてるG-5系がBf109のバリエーション中一番好きです。
無骨なのがドイツ機の魅力だと思ってるので。Fだと何か物足りない。
形式といえば初めのころはK型とF型の区別がつきませんでした。
ついでに言うと?号戦車と?号戦車、零戦二一型と二二型も同じものに見えてました。模型を作ってみるとすぐに違いを認識できるようになるんですけどね。
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[ 2007/03/12 23:18 ] B製Bf109G-6 | TB(0) | CM(0)

ホビーボスメッサー(2) 

塗装に入りました。
使う塗料はRLM74/75/76(Mr.カラー36番、37番、117番)のグレー系迷彩なので迷わずグンゼの特色で。
今回は派手に下地の筋吹きを残してみました。
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75、76を吹き終わって、74で片翼を終えた所です。
76には少し白を足してあります。
主翼のパターンはこのスケールだと型紙を使ってボケ幅を少なくしたほうがらしいのですが面倒なのでフリーハンドです。
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一回目のモットリングを終えたところです。モットルの飛沫が粗いのですが、一回目は位置の確認みたいものなのでこの上から76で修正しつつ76を加えた74、75で再度迷彩します。このときの塗料の濃度は色がついたシンナーくらいまで薄めています。暗い色の上に明るい色を吹くと塗料の飛沫が目立つので吹く順番を工夫すると効率がいいです。
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仕上がりです。72だとやっぱり難しい。あまり細かく出来ないので筆のほうが向いてるかもしれません。
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尾翼の3色と胴体の帯、主翼下面の黄色はマスクして塗装しました。尾翼と胴体はデカールが用意されていたのですがサイズが合うか怪しかったので。このあと塗膜の段差をならすため2000番の水ペーパーで研ぎます。
尾翼の色がイタリアみたいです。国旗の色は同じですがハンガリーとイタリアでは色の並び順が違うようです。緑が鮮やか過ぎたか。
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キット付属のデカールです。発色も薄さもモールドへの馴染みも問題ないです。白がやや透け気味ですが許容範囲でしょう。キットもこれくらい出来がよければ…。
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デカールを貼り終えました。
キットではモールドは省略されてるのにエンジンカウリングのファスナー部のデカールがしっかり入ってました。貼りません。
主翼上面の歩行帯の破線も太くて間隔が豪快だったのでこれも貼ってません。
スピナーはツヤありの黒、ブレードはブラックグリーン。
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デカール貼ったあとに調べて分かりましたが、水平尾翼の色の順番違いますね。赤が胴体側です。キットの塗装ガイドは迷彩パターンが怪しかったので疑ってたのですがやっぱり間違ってたか。直しません。

それと前回の最後に書いてた、「スワチカ」じゃなくて正しくは「スワスチカ」でした。スワチカで覚えてました。鉤十字って書けばよかった。恥ずかしい。
[ 2007/03/08 21:32 ] B製Bf109G-6 | TB(0) | CM(0)

ホビーボスメッサー(1) 

正月に買ったコトブキヤ福袋の中に自分では絶対に買わないメッサーが入ってました。
ホビーボス製1/72メッサーシュミットBf109G-6です。ホビーボスというのはトランペッター系の新しいメーカーです。この一連のシリーズはトランペッターが以前開発したキットのCADデータを引き継いで作ってるらしく、ミスもそのまま引き継がれてます。
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極力一体成型にして部品数を少なく、組み立てやすくして初心者に易しくというのがコンセプトのようですが、はっきり言って僕はこれを評価しません。ただ部品が少ないだけで別に合わせが良い訳でもないし、表面にはラッパおなじみの離型剤がべっとり。部品数を抑えたにしても細部がかなりいい加減な上に、価格も同スケールの他社製品と大差なし。これならハセガワあたりの国産キットのほうが組みやすいし、出来もいいのでよっぽど初心者むけでしょう。価格が500円以下なら意味がありそうですがこれで1000円とは。それと箱絵が絶望的にダサいです。写真箱でももうちょっと何とかならなかったのでしょうか。

ただしキットの成型は見てて面白いです。胴体はかなりの肉厚なのに大きなヒケもなく一発抜きです。今は亡きLMみたい。
同時に福袋を買った連中全員に漏れなくボス製駄キットが入ってたのでホビーボスコンペでもやろうと話しになり、部品が少ないのですぐ終わるだろうと作ることにしました。

コクピットは一体で操縦棹の変わりになぜか爪楊枝がさしてありました。キャノピーは開状態のものも入ってましたが、この内容で開けろとは素敵すぎる代物です。当然閉です。
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表面が梨地なのは油がついてるので削り落とせという親心なのでしょう。筋彫りも太くて浅いイタレリ状のものが入ってます。KやG-10にも展開する気満々なところが…。
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胴体と主翼は削って無理やり押し込めて何とか収まりました。
もちろん胴体と下面の筋彫りはズレてます。主翼下面をよく見るとラジエーターフラップがなくなっていました。オイルクーラーのフラップも消失。元32とは思えません。
資料を見たらまず完成しなくなるだろうと思いまったく見てませんが、それでも分かるほど省略が多いです。
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各動翼のリブテープ表現が豪快すぎます。ないほうがマシです。「絶対に許されざるよ」
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ストレート組み以外に完成は無理だと思ってましたが、むしろ見なかったことにする方が完成しなそうだったので、スジボリの彫りなおしと目立つ省略部分の追加工作をしました。
このキットで唯一の救いはプロポーション自体がそこまで悪くないことです。やや機種が細いのとスピナーの丸みが足りないことを除けばまずまずです。でもF型以降の型ならファインモールドの物があるので無理して作るような物じゃないです。
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デカールにはJG51のキューライン機とハンガリー空軍機の2種が選択式になってます。スワチカが入ってないので自動的にハンガリー空軍に決定。しかしなぜハンガリー空軍。変に渋いです。
[ 2007/03/06 22:58 ] B製Bf109G-6 | TB(0) | CM(0)