完成しましたが今回は失敗気味です。
筆はサイズにあわせて使い分けしたほうがいいみたいです。筆目が荒く見えます。

このキットは甲型や乙型(もしかすると丙も)がごっちゃになっていて、眼鏡式準器か光像式照準器かを選択することで作り分けるようになっています。甲型を選ぶと眼鏡式照準器を取り付けるためにキャノピーの切れ込みが入ったものが用意されていますが、この切れ込みが嫌だったので光像式照準器を選択。丙型のつもりで作ってます。
十干の違いは武装の違いで、甲は主翼にホ103(12.7ミリ)機関砲2門、胴体に八九式7.7ミリ機銃2丁、乙は胴体のホ103のみ、丙は胴体、主翼ともにホ103を4門搭載した型です。なので、きちんと調べるとガス抜き孔の大きさや位置、パネルラインが違うはずですが調べてません。キットでは主翼武装がホ301(40ミリ墳進砲)っぽいので乙の特別装備機も作れるようにしてるのかもしれません。
以下3枚拡大できます。



専用型の増槽は無塗装のトタン製だったようで、すぐに黒っぽく変色したそうです。後期には木や竹製の統一型に代わります。統一型増槽は灰緑色に塗られていました。キットでは専用型なので変色して錆が浮いてるようにしてみました。
排気管は隼で見られる銀色のものにしてみましたが変でしたね。

砲身は真鍮パイプに置き換えましたが、ホ103は砲身に放熱孔が開いてたり砲口部分の形が違うので単純なパイプそのままでは再現できません。面倒なのでパイプのままです。おまけに太すぎです。
正面から見ると脚カバーの厚さが目立ちます。

上から見ると鍾馗の胴体はコクピット前辺りから絞り込まれてるのですが、キットではその辺の再現がゆるいです。実機は隼のように細くなってます。

3年ほど前に作った「紫電改のタカ」仕様の紫電が出てきたので大きさの比較に。無塗装機にすると海軍機も陸軍機に見えます。

真上から。鍾馗が小さいのか紫電がでかいのか。頭の大きさと胴体の細さを比べると面白いです。

せっかくなので紫電単体で。
キットはタミヤの72で、尾翼と撃墜マークにアオシマのものを使いました。部品がいくつかなくなってます。
「紫電改のタカ」はスポ根物と戦記物が混ざっててなかなか面白いですよ。最後かなり強引に終わらされてますけど。
拡大できます。

角度によっては隼や疾風にも見えるので、鍾馗にも中島戦闘機の血が通ってることがよくわかります。
左翼前縁の着陸灯を完全に忘れてました。

これでしばらくはプラモを作るのは打ち止めです。
5月にはWFの写真審査もあるしね。WHFどうしようかなぁ。
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十の字放置中のキットをいくつか発掘したので塗ってしまいます。
ハセガワ1/72二式単戦?型です。相当古いキットですが表面は浅いスジボリでなぜか増槽のみ凸です。合わせも悪くなく、すぐに飛行機の形になります。細部はそれなりですが、形はそんなに変じゃないのでまったくの素組みです。
それにしてもハ109エンジンが小さい。二回り以上小さいです。これじゃ鍾馗が何で頭でっかちになったのかが分からないでしょう。
デカールがなくなってたのでマーキングは全部塗装にします。無塗装に防空帯を入れた機体にしようと思うので、まず全面に黒を吹き付けてから防空帯の白を吹きました。白は銀塗装後のほうがよかったですね。色を吹き付ける順番間違えました。

白をマスクして銀を吹きます。
スーパーシャインシルバーを使ってます。

青、黒を混ぜた色でハイブリッド塗り。羽布部は8番の銀を使ってます。
ハイブリッド塗りの練習がしたかったので鍾馗を選んだようなものです。

日の丸を塗るためにマスキング。先に丸く切り抜いたほうで位置決めをするとやりやすいです。

部隊マーク、味方識別まで塗って機首の防眩塗装中。
今回の塗装はフィリピン戦で全滅後再建された246戦隊に。部隊マークは創設時は赤丸に翼でしたが、再建後は赤帯1本に変更されてます。マスキングで再現するのが楽なので選びました。
主翼前縁の味方識別帯はこの時期はほとんど黄色でしょうがあえて赤に。「軍用機味方識別に関する陸海軍中央協定」により迷彩されていない機体の識別帯は赤か黄色なのです。隼や飛燕、97戦でも赤の味方識別は見られます。
日の丸の赤は陸軍機では朱色がかった赤なのでシャインレッドです。
この時点でやりたかったことのほとんどが終わってしまいました。これであとの作業はただ面倒なだけに。

ホイールを塗るときはテンプレートを使うと楽できます。

陸軍機の呼称、「隼」「鍾馗」「屠龍」「飛燕」「疾風」「呑龍」「飛龍」これらは宣伝用の愛称で正式名称ではありません。代用名称(キ番号)か年式で呼ぶのが正しいようです。でも呼びやすいので愛称使いますけどね。