
ひとまずこれで完成ということに。
マスキング剥がす時に風防内の手掛けが取れたけど。

10月のコトブキヤコンテストに出すものがなく、
仕方なく当時完成に近かったこいつをでっち上げて出してきました。
まだ審査が終わってないと思うので、コトブキヤ立川店に行けば現物を見ることが出来ます。
写真がボケてたので物が返ってきたら写真は取り直すつもりです。

翼端灯は作り直すつもりだったので塗ってすらいません。アンテナ線も張ってないし。
コンテストに出すようなものでもなかったのですが参加賞の冊子のためにはやむおえません。

機首部のアップ。
カウリングの隙間からエンジンが少し見えてるのがわかるでしょうか。
この工作、ほとんど自己満足でしたね。
プロペラブレードに貼ってあるVDMの銘板は実機では擦り切れているように見えるのでそこだけ切り取って貼りました。
何とか今年中にかたずけたぞ、と。
スポンサーサイト
前回どこまで記事にしてたか忘れるほど放置してたメッサーですが、一応完成しているので記事も今年中に完結させます。
胴体部斑点のパターンをタミヤに従って塗っていましたが、やっぱり納得がいかず塗りなおすことにしました。
上から下面色で塗りつぶします。
ついでに斑点がおかしくなってる場所も塗りつぶしてやり直してます。

で、修正後、デカールを貼ってみたところ。

さすがエアロマスターだけあって、フィルムは薄くて発色がいいです。なじみもいいので苦労せず密着させることが出来ました。
機首のペイントがややオーバースケールですが、キットのものを使うよりこっちのほうが仕上がりが断然いいので気にしません。
機首上面の継ぎ目が浮き上がってきたのでアルテコで修正します。
余計なところに影響が出ないようマステで保護します。
塗膜の上から削ることになりますが、1500くらいの目の細かいペーパーで仕上げれば目立ちません。
左舷側も斑点を塗ったのですが、一部どうしようもなくなったところが出たので65で塗りつぶしてやり直します。

筆の穂先がつぶれて斑点が大きくなってきたので筆を変えてやります。
実機に比べるとかなり少ないですがこれくらいでやめます。一応実機よりも小池繁夫さんの絵をイメージしてたので。

ようやくデカールを貼るところまできました。

残りの作業はデカール貼りと、スミ入れ、汚し塗装ですがせっかくなのでキットのものではなく別売りデカールが使いたくなってきました。
キットのものも悪くはないのですが、改めてみると明るい色の発色がやや悪いのと古いものなので少し黄ばんでるのが気になります。
ネットで探してみるとエアロマスターからヴィック機のデカールが出てたので注文してしまいました。デカールが届くまで中断です。一応余白は全部切り出して使えるようにはしたので、在庫がなかったり届くのに時間がかかりそうな場合はこれを使うことにしましょう。
ここ数日分まとめてUPしたのでよろしければどうぞ。
全部メッサー関連です。
機体塗装はひと段落ついたので今日は小物です。
といってもたいしたことはやってません。
脚柱にブレーキパイプを追加しました。
本当は根元とオレオから下で太さが変わってるのですが、手を抜いてそのままの太さでやってます。先が丸まってるのは脚柱に荷重がかかったときの遊びで実機でも丸まってます。
ブレーキパイプ自体はマスキングテープの細切りで止めて瞬着で固着します。這わせるワイヤーはプロホビーから出てるソフトワイヤーを使ってます。(背景に写ってます)これは鉛みたいにすごく軟らかくて使いやすいです。一巻き500円もしますが、エナメル線や銅線は反発力が強くて使いにくかったり欲しい太さがなかったりするので最近はずっとこれです。

機首のMG17と主翼のMGFFの銃口を開口します。このサイズにあいそうなドリル刃はこの間折ってしまったので、デザインナイフの刃先でぐりぐりとこじってあけます。口径は7.92ミリと20ミリなので差が出るよう穴の大きさを変えます。円錐状にあければ良いのでそんなに難しくはないです。

尾輪は突き出しピン後を消して塗り分けます。タイヤの側面を白く塗ってるのはタイヤの補強だと何かで読みました。どういう仕組みなのかはよくわかりません。ヴィック機も塗ってあるのを確認してます。

プロペラはブレードをRLM70ブラックグリーンに塗り、ハブを銀に塗り分けます。スピナーの先に穴があいてるのはプロペラ軸内砲を装備するための穴ですが、E型では装備されずF型以降の型で実用化されます。(FでMG151/15、GでMG151/20)ドイツ戦闘機はモーターカノンにやたらとこだわってて、フォッケでも液冷エンジンに換装後モーターカノン装備でてこずります。
タイヤは外側のホイールが別パーツなので塗るのが楽です。内側はタイヤと一体なのでマスキングはしないといけませんが。ここのマスキングもテープを密着させて切り抜きます。ホイールはつやありの黒です。
タイヤついでですが、G-10やK-4型は大型化してバルーンタイヤになり、このタイヤはHe162に脚柱ごと流用されます。以前タミヤのHe162を作りましたが、そのとき触れませんでしたがあのキット、タイヤがすごくよく出来てました。バルーンタイヤの製造上出来るシーム部分は垂直方向だけでなく水平面にもタイヤの真ん中から出来るのですが、タミヤのキットはそれも表現してました。作ってるときはただのパーティングラインだと思ってましたが後で実機写真見てるときに気づきました。
ヴィック機の塗装は特殊なのでどう塗るかずっと考えてたのですが、海綿でたたきつけたという斑点はどう見てもエアブラシで再現することは出来ません。結構濃密に斑点は塗ってあり、下地はあまり見えないほどです。

ヴィック少佐の使用したE-4は複数あったようで、2重楔の飛行隊長マークを描いた機体(後に航空団司令官のマークに塗り替えられる)と、機番2、機番10をつけた機体があったようです。今回作るのはキットのデカールが使える?/JG2飛行隊長時の乗機です。
今回困ったことにヴィック機の全体が写ってる写真が手元にありませんでした。メッサーはG以降のほうが好きなのでEの資料はあまり持ってないんです。機体の細部はエアロディティールがあったので何とかなったのですが…。しかたないのでキットの塗装図を参考にして塗るしかないんですが、さっそくタミヤとハセガワの塗装図ではスピナーの塗りわけなどが違ってます。マスターモデラー誌7号では機首の色が白だったりもします。マスモの塗装図は考証的に変なものも載ってたりするので気にしませんが。スピナーの塗りわけは実機写真だと根元が白に見えるのでハセガワをとり、胴体の斑点の密度はタミヤを参考にします。

上からタミヤの指定、マスモ、モデルアート別冊WW2ドイツ空軍のエクスパルテン(これだけJG2司令官時)。

斑点の再現を考えます。まずエアブラシは使えません。方法としては
筆で細かく書きこむ、毛の硬い筆の穂先でたたきつけるようにして再現、スポンジを細かく切ってスタンプ、硬い毛先に塗料を含ませはじいきその飛沫で再現、と考えてみました。
もう作らないフジミ製メッサーの胴体を使ってテストしてみます。
条件を同じにするためあらかじめ下地に65を塗っておきます。下地を溶かして斑点色RLM71が濁る事も考えられたので、エナメルでも71を作って試します。エナメルだと1、58、63、64を混色して作りました。
まずエナメル塗料を使用したスポンジの方法です。
この方法だと斑点の輪郭が判別しにくく、塗料を塗りつけたようにしか見えません。つける塗料の量を調整して、スタンプするときの力の加減を工夫することで尾翼の辺りの表現にはなります。

次に尾翼のほうから、筆で細かく書く、たたきつける、スポンジ、飛沫です。すべてMrカラー使用で、胴体中央でやっぱり色の濁りが起きました。飛沫は結構いいアイディアだと思ったのですが塗料の量の調整が難しく、汚いだけで駄目でした。使えそうなのはたたきつけるのぐらいでしょうか。

もう一度65で塗りつぶし、今度はたたきつける方法を筆を変えてやってみます。
左から油絵用の筆でたたきつけたもの、エンジンのあたりから模型用の平筆(結構高い奴だったと思う)でたたきつけたものです。油絵のほうは荒すぎてちょっと厳しいようです。平筆だと実機の濃密さを再現するにはあっさりしすぎますが、斑点は一番細かく出来るようなのでこれで行くのがベストのようです。

この方法で右舷側を仕上げてみました。平筆なので微妙に線状の部分が出来るのが欠点です。慣れればうまく出来るでしょうが所々線が出てます。