十の字放置中のキットをいくつか発掘したので塗ってしまいます。
ハセガワ1/72二式単戦?型です。相当古いキットですが表面は浅いスジボリでなぜか増槽のみ凸です。合わせも悪くなく、すぐに飛行機の形になります。細部はそれなりですが、形はそんなに変じゃないのでまったくの素組みです。
それにしてもハ109エンジンが小さい。二回り以上小さいです。これじゃ鍾馗が何で頭でっかちになったのかが分からないでしょう。
デカールがなくなってたのでマーキングは全部塗装にします。無塗装に防空帯を入れた機体にしようと思うので、まず全面に黒を吹き付けてから防空帯の白を吹きました。白は銀塗装後のほうがよかったですね。色を吹き付ける順番間違えました。

白をマスクして銀を吹きます。
スーパーシャインシルバーを使ってます。

青、黒を混ぜた色でハイブリッド塗り。羽布部は8番の銀を使ってます。
ハイブリッド塗りの練習がしたかったので鍾馗を選んだようなものです。

日の丸を塗るためにマスキング。先に丸く切り抜いたほうで位置決めをするとやりやすいです。

部隊マーク、味方識別まで塗って機首の防眩塗装中。
今回の塗装はフィリピン戦で全滅後再建された246戦隊に。部隊マークは創設時は赤丸に翼でしたが、再建後は赤帯1本に変更されてます。マスキングで再現するのが楽なので選びました。
主翼前縁の味方識別帯はこの時期はほとんど黄色でしょうがあえて赤に。「軍用機味方識別に関する陸海軍中央協定」により迷彩されていない機体の識別帯は赤か黄色なのです。隼や飛燕、97戦でも赤の味方識別は見られます。
日の丸の赤は陸軍機では朱色がかった赤なのでシャインレッドです。
この時点でやりたかったことのほとんどが終わってしまいました。これであとの作業はただ面倒なだけに。

ホイールを塗るときはテンプレートを使うと楽できます。

陸軍機の呼称、「隼」「鍾馗」「屠龍」「飛燕」「疾風」「呑龍」「飛龍」これらは宣伝用の愛称で正式名称ではありません。代用名称(キ番号)か年式で呼ぶのが正しいようです。でも呼びやすいので愛称使いますけどね。