あるところで小規模な艦船コンがあったようで、それに参加すべく久しぶりにフネを建造しておりました。
簡単に済ませるつもりでしたが在庫している小艦艇がなく、仕方ないのでずいぶん前に中古で買ったタミヤの鬼怒に。

傑作キットとの評価が高いタミヤの5500トン型軽巡ですが、鬼怒は特に出来がいいらしく考証的な間違いもほとんどないようです。
こういうのは自分で考証しながら作るのが楽しいのですが、今回は急いでいたため資料は一切見ず、こちら
艦艇模型工廠・ヴァンガード工場さまの製作記を丸写しで作ることに。もちろん張り線や手すりはやる技術も気力も財力もないので省略です。
艦首回りは記事を見ながらフェアリーダーとご紋章取付板を0.3ミリのプラ板で作り、錨鎖を極細のチェーンで付け直します。碇はピットロード、舷外電路はエバーグリーンの薄平棒に取り替えました。
取り付け板等の板状のパーツは船体に接着してから削って整形したほうがやりやすいです。

ご紋章はWLシリーズの追加パーツランナーから。そのままつけると厚いので半分の厚さに削ります。

波きりまで追加してほぼ工作の終わった艦首。取り回しづらいので塗装後に艦首旗竿は立てます。
元記事中によく出てくる0.2ミリの真鍮線や0.3mm幅の細いプラ棒はどこに売ってるんでしょうか。自分の行動範囲内では見つけられませんでした。

艦橋は窓枠を削り落として0.3ミリの真鍮線に植え替え、マストを一部エバーグリーンのプラ棒で細くします。天蓋はマストの部分まで延びてるらしいのでプラ板で作り変え。

天蓋をはずしたところ。中に双眼鏡とか入れると精密でいいんでしょうが気力が続きません。マストや側面に付く見張所の窓もキットのままです。測距儀と4連機銃はピットロードに換えました。

射出機はファインのエッチング製のものに換えました。初めて組みましたが組んでる途中に何度かばらけました。先端の滑車がどこかへワープ。
それにしても精密感が段違いなので、組み込むと間違いなくここだけ浮くでしょう。

ちなみにキットのパーツ。これでもいいような気がします。

ほかにも魚雷発射管や機銃、探照灯はピットロードに。
あとは煙突に手を加えると効果が高そうですが、ここはキットのままにします。きりがないので。というか作りたかったのは艦首だけだったのでもういじりたくないのです。
この艦船コン、締め切りは今週の月曜だったのでもうとっくに終わってるのですが、あとは塗装だけなので仕上げてしまおうか迷うところです。H君は駆潜艇を作っていったそうなので作らないのもなぁ。