写真が微妙で違いがわかりづらいのですが、段階を追ってシーブルーの退色表現手順をやろうと思います。本当に違いがよくわからなく写ってて自分でも残念な写真です。
前回、基本のシーブルーとして326番を全体へ吹きました。まず第一段階として326番にコバルトブルーをくわえたものをパネルラインの内側へ吹きます。コバルトブルーは白がかなり入っているので明度を上げるだけでなく彩度も大幅に下がります。一般的に退色というのは色が分解されて白っぽくなっていく過程ですから、要は白っちゃけさせていくわけです。

さらにさっきの色にガンダムカラーのブルー12(かなり水色)を加えて、今度はパネルラインを無視してランダムに吹き付けます。これが一番退色した色になります。

このままだと締まらないのでパネルライン沿いに326番を細吹きします。
1枚目と2枚目の間に数段階変えた色を重ねているのですが、写真で見るとまったく変わっている様に見えなかったので省きました。

主翼上の滑り止めをマスキングして吹き付けます。ここはゴムでできているのでつや消しです。ここにも退色した感じに明るい色を重ねているのですが写ってません。

主脚庫や爆弾倉も機内色で塗っておきます。機内色にはグンゼの米英軍機セットを使いました。72には色が濃いです。どうでもいいことですが、「こゆい」って変換されないので方言だったことを今知りました。「こいい」はさすがに方言だろう思っていましたが「こゆい=濃ゆい」も駄目か。

塗装が終わった全体です。やっぱり明るい色が写ってないのであまり変わってないように見えます。
現物はもっと明るい水色とパネルの暗色でケバくなっているのですが。
光源が悪いのか、次撮る時はもう少し工夫して撮ってみます。