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桜花(2) 

定石どおりコクピットからです。
ストレート組みするつもりでしたが、せっかくエッチングを買ったので使うことにしました。
座席を丸々作り直しますが、真鍮なので加工しやすく、曲げる部分にスジが入れてあるので組み立ては難しくありません。
RIMG0133.jpg
K1も同時進行で座席に追加工作します。
こっちは桜花に使った残りのエッチングパーツを使うことにして、キットのパーツを加工しながら組むことに。
桜花とK1では座席の形が違い、K1では背負い式落下傘を収めるために座席の背が切りかかれています。背中の受けの部分は桜花の座席を組むとエッチングが余るのでエッチングを流用し、キットのプラパーツに軽め穴を開けています。
左が加工前(一部あたり用の穴を開けていますが)、右が加工後です。
桜花開発時には脱出用の装備として背負い式落下傘装備用の座席と風防開放装置が計画されていましたが、実装はされなかったようで、かわりに練習機のK1には装備されてたみたいです。桜花と座席が違うのはこのキットで知りました。
RIMG0137.jpg

桜花の動力、四式一号噴進器二○型はスライド金型を使用して、開口部のふちも薄く仕上がっていて加工いらずです。この火薬ロケットは日本海軍の空母用カタパルトを葬った離艦促進用ロケットの流用です。
試製桜花には燃焼時間を半分の4.5秒にして小型化した一○型を両翼下に取り付け、尾部のものとあわせて5本のロケットを装備していましたが、実用機では尾部の3本だけとなりました。
RIMG0134.jpg

K1と桜花の機首は似てるようでシルエットが大きく違います。
頭部大金物と呼ばれた1.2トンの半徹甲弾を積んだ桜花の機首は砲弾型に尖り、バラストの水タンクを積んだK1では胴体からそのまま延長されて丸く、円柱状です。
桜花には頭部大金物が再現されていますが、プラの成型上やっぱり少し小さいです。
RIMG0135.jpg

[ 2011/09/08 23:40 ] 桜花 | TB(0) | CM(0)

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