昨日の夜中に突如MASAさんがやって来てこれをくれました。
ハセガワ1/72 He11H-6です。

せっかくなので組んでみました。

さすがに後発のJu88ほど内部は再現されてませんでした。胴体爆弾倉が再現されてるのが目新しいところでしょうか。イタレリのキットはどうだったかなぁ。ずいぶん前に買って今手元にないのでよく覚えてません。
コクピット内の部品分割はモノグラムと似てます。機首キャノピーは5分割されていて部品を切り出すのが結構面倒です。合わせはいいので塗装のことを考えると各パーツをマスキングしてから組み上げたほうがきれいに仕上がると思います。
組んでて気になった所は、主翼のモールドが前縁で左右に少しずれてます。

はじめは自分の組み方が悪いのかと思いましたが、ダボを切り取って組みなおしてみてもやっぱりずれてます。彫りなおすのは面倒なので筋彫りを基準に張り合わせました。左翼でずれるのはピトー菅取り付けの穴と着陸灯の辺りです。翼の形が変わるようなずれ方じゃなくてよかった。
このキットの一番の特徴はハセガワらしからぬ太い筋彫りにあると思います。タミヤのキットと比べてみました。対象はメッサーです。

太さはあまり変わりません。運河って言うほどじゃないです。ただこの太さでびっしり入っているのでうるさく見えます。それから主翼は筋彫りに沿って表面が波打ってるように見えます。一度全体にペーパーをかけたほうがいいかもしれません。

翼端が少しずれてるのは筋彫りが上下でずれてるの直した影響。
MASAさんと話てる時に在庫を引っ張り出してきたのでついでにタミヤとハセガワのメッサー比較です。ハセガワが左の人形が乗ってるほうです。人形はタミヤから。

機首形状に両社の違いがよく出てると思います。タミヤは角材のように出っ張りはごつくカウリングも太め、ハセガワは全体的につるんとしてて先端につれて細く絞り込まれるような形になってます。

無骨なドイツ機といった雰囲気や組み立てやすさはタミヤが圧倒的なのですが、実機にはハセガワのほうが似てます。ハセガワも捨てたもんじゃないですよ。組みにくいけど。
ほかにももらい物があって、三野防君から編集部で余ったUCのGP02をもらいました。説明書にパーツ番号が振ってなくて古いイタレリキットみたいでしたが簡単に組めました。

このキットはすごくよく出来てます。形状に不満はまったくないです。ケチつけるとバチ当たりますよ。昔のキットは本当に駄目だった…。
作ってて感心したのが、関節にABSパーツを多用してへたりにくくしてあることと、強度の必要な関節パーツはスライド金型を使って一体成型にしてあることです。ガンプラでスライド金型をこういうふうに使ってるのははじめてみました。強度も上がり部品も減らせて一石二鳥なこの工夫は、組み立てやすさとトイとしての強度も追及するバンダイのプラモらしいと思いました。
またうちみたいなへぼブログにリンクしていただきました。
8/26日のWFレポで紹介したボトムズディーラーの丈さんのサイトです。
丈(ジョウ)
http://www17.ocn.ne.jp/~goo/23/index.html
サイト内のブログではウェーブのカラミティドッグを製作されてます。
ガレキを切り刻むところが素敵です。