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零戦三二型(3) 

胴体を翼に組み込む際、コクピット部分の幅が不足するのでコクピットの床の下にランナー等で突っ張りを入れたほうがいいです。
入れ忘れていたので結構な隙間が開いてしまいました。
隙間

隙間を解消するためにタミヤの速乾パテを押し込み、はみ出した分はアクリル溶剤をつけた綿棒で拭い取りました。
これで面倒なペーパーがけをやることなく隙間を埋めることができます。
パテ埋め

風防内上面色は零戦の場合、防眩のため黒く塗装されていました。
風防枠の内側も同様です。この黒は褪色するとブルーグレーのような色になるようなのでカウリング色を使ってもいいでしょう。
それからクルシーのループアンテナ取り付け部分の穴の形が違うので、開けなおして筒抜けにならないよう裏からふさいでおきます。
ロールバー直後から長方形に穴は開いています。
ループアンテナ自体の色は黒ではなく、濃緑色らしいのでそのように塗っています。

風防を接着して塗装に入ります。
灰色は以前桜花を塗るときに作った色です。
この零戦が完成してから仮規117を見ることが出来たのですが、この色、灰色J3としては間違っていましたね。もっと無彩色なグレーでした。
零戦32-01


下面に継ぎ目が残ってたのでペーパーをかけて表面処理を一部やり直しました。
下地に一応黒を吹いてたのでそれが見えてます。
脚収容庫内は下面色です。脚カバー裏も同様。
よく青竹色と指定されていますが、鹵獲された古賀機やその他脚収容庫を確認できる写真を見る限り青竹色な方が少ないです。
零戦32-02


灰色単色だと単調になるのでスジボリに沿ってガイアから出てる灰緑色をベースの灰色で割ったもので筋吹きします。
このガイアカラーの灰緑色という色、仮規117に準じて色を作ったというのが売りでしたから、たぶんの灰緑色M3でしょう。かなり鮮やかな黄緑です。
ひどいなぁと思ったのが、この灰緑色というのは零戦の中塗りの色で、上塗りの表面に出る色じゃないことです。ガイアの広告では正しい色、真実の色と書いてあり、一言も正しい表面色とは書いていなかったのですが、表面色とも取れる書き方をしてあったので、信じて黄緑色に零戦塗ってしまった人もいるんじゃないでしょうか。
今度は上塗り塗料であるJ系の灰色が出るそうですよ。セット売りしかやらないし、エグイ商売してるなぁ。あ、同時に出てたD2緑色は問題なく使えると思いますよ。グンゼの暗緑色でも十分だと思いますが。
零戦32-03


あんまりはっきり黄緑が残るのもくどくていやだったので、上からベース色をかぶせて落ち着けます。退色感を出すため微妙に明度は上げてあります。
画像拡大できます。
零戦32-04


日の丸や帯は塗装で仕上げたかったため、マステでマーキングの位置決めをします。決まったら周りをマスクして、最初に貼った位置決め用のマステをはがします。カウリングはカウリング色にベースの灰色を混ぜてます。
零戦32-05


主翼上面のフラップ警戒ラインと燃料タンクの蓋もマスクして塗装してます。フラップ警戒ラインは補助翼側がない3辺のタイプ(コパイ艦上の零戦五二型)もありますが、3辺と4辺の使い分け基準が分からないので4辺の物にしてます。
零戦32-06

日の丸はオレンジも加えて退色気味にしてみましたがよくわかりませんね。
零戦32-07


胴体の帯には赤の縁取りが入るので、クリアデカールの細切りで再現します。プロペラの警戒帯にも使ってます。
零戦32-08


主翼上面の編隊灯は削り取り、伸ばしクリアランナーを火であぶって水滴状になったもの貼り付けてます。ランナーの太さで大きさが変わります。
零戦32-10

[ 2007/03/02 23:58 ] 二号零戦 | TB(0) | CM(0)

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